Emergency!Emergency!Emergency!

「で、どういうことだね?ミラーくん。」

「はい、ひつじいぬくん大尉のラモーンズ小隊からの連絡が
 途絶えたのか10日前。それ以降の足取りに関してです。」

「何かわかったというのかね?」

「はい。ラモーンズ小隊が消息を絶ったと思われる、
 こちらの地図をご覧下さい。
 ここです。このA地点付近から10日前の23時に最後の連絡が
 ひつじいぬくん大尉より入っていることがわかりました。」

「なるほど。だが一つ訪ねる。
 なぜ、それが今まで情報として上がってこなかった。」

「はい。なにぶんこのような状態です。
 情報が錯乱しており、なによりこのA地点での戦闘は
 激化するばかりですし・」

「言い訳は聞きたくないな、ミラーくん。
 話を進めよう。」

「すみません。Mr.フーバー。
 こちらがその通信のテープです。」

ぴぃぴぃがぁーがぁー

「こちらラモーンズ小隊、こちらラモーンズ小隊。」

「ハローハローこちらタブリニアン基地です。」

「OKこ・・ら、ラ・・・ンズ・隊sweetsdogだ。
 くそっ。か・・んが・・・ら・・している。」

「グッドナイトsweetsdog。そちらの状況を説明してください。」

「な・・って?」

「そちらの状況を説明してください。」

「状・・?じ・・・うだな。O・・。
 こ・・・最悪・・・。くそ・・・の・・攻・が続い・・。」

ドーン!バラララ!バラララ!

「そちらの状況を教えてください。sweetsdog!」

「地・・は・・・・だ。こ・以上こ・・確・・・する・・・困・・だ。
 『だ・・す。もう、もち・・・第6・・・・突破さ・・・す!』
 くそっ。やつ・・・気だぞ。こっちは・・・弾・・・な・・。
 作戦・・・フ・・バー・・・・。目的地・・・した・・・
 これ・・・身動・・・とれ・・。そう・・・つた・・・んだ!。」

「作戦名?もう一度お願いします。」

「・・リー・・・ドだ!作戦名フリー・・・ド!
 目・・・点確保。だが・・・がとれな・・・。
 これ以・・は、どうに・・・い。」

「OK。作戦名確認。至急そちらに騎兵隊をお送りします。」

「バ・・。騎・・・はいい。至急・・・とれ!
 こちら・・・もたせる!だ・・・2月末・・・だ!
 それ・・・はもたな・・・。
 くそ・・・う回線が・・・いぞ。
 それ・・・はなんとかす・・・・。たの・・・。」

がぁーがぁーぴぃー。

連絡途絶える。

「どうにかなるのかね?ミラーくん。」

「そのつもりです。今のところ手立てはありませんが。
 彼らが2月末まで耐えていてくれることを祈るほかありません。」

「そうだな。なんとかしよう。
 少し時計の針を進める必要があるな。」

「えぇ、敵の攻撃が早すぎます。
 どこかで情報がもれているのでは?」

「それとも、もらしているか、だ。」

「極度の緊張関係は必要だと?」

「背広はそう考えているのかもしれんな。
 とにかくだ、コードネーム・フロストの発動を許可する。
 なんとしても、この戦争には勝たねばならん。
 そのための、フリー・バードだ。」

「はい。そのためのひつじいぬくん大尉です。」

「以上だ。」

Emergency!Emergency!Emergency!

現時点をもって

コードネーム・フロストを発動!

各員は戦闘態勢にて待機せよ!

繰り返す!

現時点をもって

コードネーム・フロストを発動!

各員は戦闘態勢にて待機せよ!

オーバー!