スポットライトに照らされて。

眠い。そして体も痛い。

みなさん。こんにちは。ひつじいぬくんです。

木曜の夜から、ほとんど寝ず金曜へ。

そして金曜も仕事が遅くなり

今日は朝4時に起きて、お仕事関係の所用で

一日つぶれ帰宅。

眠い!眠い!とりあえず僕を寝させてくれ!

と、その前に今年の第5位はこいつらだ!

舞台はバンドを更なる高みに!
てなわけで今年の第5位はこいつら!

サムズ・タウン(キラキラ・ラスベガス・プライス)

サムズ・タウン(キラキラ・ラスベガス・プライス)

キラーズでサムズ・タウンです。

ひつじいぬくん「このアルバムは本当に素晴らしいです!」

裏ひつじいぬくん『初めて聴いたときは本当に感動したよ。』

ひ「だろ。だろ。だろ!」

裏『いや、正直今年のベスト1位にしてもいいんじゃない?
  お世辞とかなんでもなくて。それくらい素晴らしいアルバムだよ。』

ひ「いや、それを言われるとね。
  僕もこれが1位でもよかったんだけど
  この5位以降は、って!
  今年のベストに関しては順位が本当に難しいんだよ!」

裏『昨日のカサビアンもそうだけど
  今年はリバイバル世代の
  ある種曲者バンドの2枚目が多かったじゃん。
  そいつらが、本当に良いアルバムを出してるからな。』

ひ「そうそう。単なる流れに乗っただけじゃなくて
  本当に自分たちの音楽を突き抜けてく奴等が
  本当に良いアルバムを出してる。
  その中でもキラーズは凄い良いアルバムを作ったよ。」

裏『1曲目のサムズ・タウンからぶっ飛ぶよ。
  あれ?キラーズってこんなバンドだっけ?みたいな。』

ひ「そうそう。本当に最初の音聴いただけで驚いたよ。
  どうしちゃったんだキラーズ?
  こいつは凄いじゃないか!って。」

裏『圧倒的なパワーだよ。パワー!
  筋骨流々パワー!』

ひ「そう、なんて力強い音を出すんだって。
  ファーストはもっとチープな音でポップで
  80年代リバイバルな火付け役じゃん。
  シンセサイザー使ってさ。
  また、キラーズみたいな音を出すバンドみたいな感じで
  音楽雑誌も他のバンド紹介してたし。」

裏『それがところがどっこいセカンドでこれだよ。
  シンセも使うし、ボーカルは相変らずの鳴き声なのに
  全然パワフル。
  どの曲も驚くくらい素晴らしい。』

ひ「もう、これでキラーズの2番煎じなんて
  バンドは出てこないよ。
  キラーズはこのアルバムで
  唯一無二のキラーズになったんだから。」

裏『本当にそうだよ。
  アルバムの裏のジャケット見た?
  あの4人で立ってるやつ。
  ファーストのときみたいなきらびやかな
  いかにも80年代リヴァイバルなんて感じは全然ない。
  それどころか、どこから見ても
  堂々としたアメリカンロック・バンドだよ。』

ひ「あれだよ。これも精力的なライブのおかげだよ。
  U2なんかの前座が出来たのも大きかったと思うよ。
  ある程度数万のお客の見込める舞台に立てるんだから。
  それは、凄い良い経験になったんだと思うよ。」

裏『だから、このアルバムはそれへの答えなんだよね。
  いかに、それだけのリスナーに対して
  自分たちの音楽を楽しんでもらえるか。
  それがこのアルバムにはあるんだよ!
  どの曲もスタジアム栄えする感じだよな!』

ひ「だね。キラーズはスタジアム・バンドになれる
  可能性を見せたんだ。
  U2ストーンズみたいにって
  そこまで言うには全然早いかもしれないけど。
  このアルバムにはバンドも
  それだけの自信があると思うよ。
  そう思っても決して間違いじゃないアルバムだから。」

裏『あとは、これをどれだけライブで表現できるかってこと。
  雰囲気は掴んだ、曲も出来た、
  さぁ、ライブだと自信を持って入れるアルバムだよ。』

ひ「あと、ラスベガス出身ってのも大きいと思う。
  ほら、ショーであることが大切なんだって。
  ショービスの中心じゃん。」

裏『アメリカの血が流れてるんだよ。
  UKのバンドだったら
  たぶんこうはなれなかったと思うよ。
  脈々と流れ続けるアメリカンロックの血が
  キラーズの中でも沸々と沸き出したんだ。
  アルバムの中ジャケ見ただけでも
  それは感じれる。』

ひ「ネイティブとウェスタン。
  黒と赤。
  そして広大な荒野。」

裏『うんうん。本当に良いアルバムだよ。
  歌詞の話あんまりしてなかったけど
  これがまたいいんだ。
  まぁ、僕は英語がわからないから
  あんまり歌詞については深くツッコミできないんだけど。
  それでも、聴いてるとこの曲の意味が知りたいと思う。
  これが理解できたら
  きっと、もっとこのアルバムの素晴らしさを
  理解できると思えてくる。
  そして僕はそれをもっと知りたい。』

ひ「対訳みてると
  これを自分で訳したいと思うもん。
  ほら、対訳って結構変なのも多いから。
  それに、言葉の意味だけじゃないのもあるし。
  その言葉の持ってるディテールってのがあるんですよ。
  それを理解できればもっと楽しい。」

裏『ていうか、今聴きなおしてるんだけど
  やっぱり意識してるよな。
  最後の曲がExitludeってのも面白い。
  あぁ、エンディングまでしっかりとね。みたいな。』

ひ「昨日のカサビアンもそうだけどね。
  アルバム通して凄く良い作りになってる。」

裏『本当に嬉しいよね。
  このある種ストロークス以降の作られた
  ロック・リヴァイバルってのがあるわけじゃない。
  その中でも、こうやって本当に自分たちの音楽を
  信じちゃったバンドが
  こうやって、本当に素晴らしいアルバムを作ってくれるんだから。
  聴いてる側としては嬉しくてたまらないよ。
  ロックって言葉は死んだかもしれないけど
  その魂というか根本の部分は
  こうやって脈々と本当に自分たちを信じたバンドに
  受け継がれてる。
  こんな嬉しいことはないじゃないですか!』

ひ「なんか、本当に今年のベスト1位みたいな内容に
  なってきちゃったね。
  でも、それくらい素晴らしいんだってば。
  このアルバムは。」

裏『前作より断然いい!
  こうやってバンドの進歩が見えるのって
  聴いてるこっちは凄い嬉しいんだから!』

ひ「でも、ここまで書いちゃうと
  これ以降のランキングが厳しい気が。
  あはは。あはは。あははは。」

裏『な、なんとかしろよ。』

ひ「た、たぶん大丈夫だ。な、なんとかなるから。
  たぶん。おそらく。プロバブリー・・・。」

裏『と、とりあえず、明日もがんばろう・・・。」

ひ「そ、そうだね。が、が、がんばるぞぉ!」

てなわけで、今年の第5位は

キラーズでサムズ・タウンでした。

本当に冗談なく素晴らしいアルバムの1枚ですよ。

ばわわん!