やっぱり最高!

みなさん。こんにちは。ひつじいぬくんです。

それでは映画第3弾です。

ここにきて初めての日本映画です。

そう、その作品は『仁義なき戦い 代理戦争』です。


僕が愛してやまない。

仁義なき戦い

その中でも最高傑作として選ぶのが

第3作目にあたる

代理戦争

です。

この映画過去2作やその後の2作と違い

物語のメインとなるのが

ほとんど会話です。

こんな会話だらけで映画になるのかと

脚本の笠原のおやじさんも思ったらしいですが

なんのことはない。

最高傑作になってしまいました。

ストーリーについてはもう文句なしでしょう。

ここまで面白い作品ができたのはもう奇跡に近いです。

なにより会話だらけの映画ですが

その会話がまた面白い。

そしてありえないタイミングでかかってくる電話など

面白いところを説明していけば103分かかってしまいます。

もう最初の音楽からかっこいいです。

なによりこの映画には

今の日本映画には決定的に足りない

俳優たちの凄さがあります。

もう豪華、豪華。

このメンバーがこの役柄で映画が作れたのは

まさに時代が生み出した奇跡としか言いようがありません。

もうこんな映画作れないでしょう。

この時代のおかぁちゃんは強かったし

やくざが今のように廃れてなかった。

少なくとも今の時代のやくざ(ある一部は除くとしてもだ)とは

違うということだ。

これを見て任侠を語るのは

戸惑われるが

これを見て男を感じろと言いたい。

そしてなんと言っても

ラストである。

あの3人の表情もさることながら

その終わり方。

映画の世界を志す方には是非見てもらいたい。

ピーター・ジャクソンサム・ライミジョージ・ルーカス

クェンティン・タランティーノロバート・ロドリゲス

その他大勢の続編ものを作ってきた監督たちが

この映画から学んでいたら

さらに素晴らしい作品を作り上げることも

可能だったかもしれない。

脚本の差を考慮する必要があるかもしれないがだ。

とにかく最後がうますぎる。

続きが見たくなる映画NO.1と言っても

間違いない。

盛り上げて、盛り上げて、盛り上げて

続くという

その盛り上げ方と続き方が実にうまい。

会話が続いたこともあるのだろうか?

静からそれまでたまりにたまり続けた動が

今爆発しようとするのである。

まさに導火線に火をつけたダイナマイト。

爆発することがわかっていながら

そのわずか1cm手前で続くとやられては

たまらないのである。

さて、話は変わるがこの映画の最大の矛盾は

この映画を見て喜んでいる人たちが

この映画の元になった世界を潰したということである。

少なくとも僕はかもしれないが

この映画の世界に少なからずの憧れを見てしまう。

映画を見たあと、映画館からでてきた人たちが

肩で風を切って歩くというのもわからないでない。

失ったものに憧れるのが人の性か

はたまた彼らが自ら人々に愛されていたものを失ってしまったのか

その欲望で・・・。

世の中本当に

仁義なき戦いになってしまった。

今では誰もスジを通すなんてしなくなってしまったんだろう。

そんな世の中満足か?

満足じゃないのぉ。

でも弾切れなのか今の世の中なのね。