あめりかん・いでぃおっと

ラモラモラモーンズ

なんか外では雪が降り

僕は花粉症でやられています。


みなさん。こんにちは。ひつじいぬくんです。

前ネタなしで今日は始まりました。

タイトルにもあるとおり

今日はグリーン・ディのアメリカン・イディオットです。

僕がメロディ・パンクを聴かなくなって早数年。

去年のベストにこのアルバムを上げていた雑誌なんかも

あったけど僕は聴かなかった。

でもなんか弟が買ってたらしくて

家にあったので聴いてみた。

僕はグリーン・ディや他のバンドもそうなのだが

どちらかと言えばイギリス的バンドが好きで

アメリカ的バンドとは一線をかしていると思う。

なんかうまくは言えないんだけど

アメリカ的バンドに感じるイメージは大味だってことだ。

イギリスはフィッシュアンドチップスで

アメリカはステーキみたいな感じが音楽にもある。

こんな味なんだよって感じなのだ。

見た目もドドーン!食べてもドドーン!

それがアメリカ的バンドで

イギリス的バンドは

なんだこの味は?変な味だ。でもなんか口に残るなぁ?

って感じだ。

この差っていうのは非常に大きくて

イギリスはいつまでたっても

くっちゃくっちゃ食べてて最初のお皿が終わらない。

最初のお皿が終わらないと思ってたのは間違いで

その皿になんか変なものを

ぽこぽこのせられ続けて

たまに変な味がくせっぽい味になったり

びっくりするほどおいしくなったりする。

対してアメリカは

皿なんて気にするな!

食べ終わった?ほら、次これ食え!

とバカでかいステーキの皿がどんどんどんどん詰まれてくる。

味とかあんまり気にするな。ほれ、食え!

あぁ、俺味とか適当だから。

さっきの味?なんか胡椒が多かったきが・・・覚えてねぇや。

なに?味付け?胡椒しか使ってないんじゃないかって?

そうよ!うちは胡椒だけだがそれだけで十分よ!←なんか超偉そう。

と、前置が長くなってしまったが

僕のグリーン・ディに対するイメージは

まさに上記のアメリカなわけです。

で、今回のアメリカン・イディオットってアルバムは

ステーキには胡椒味だと思ってた僕が

ふと周りを見まわしたら、そこに別のスパイスがあるのに気づいた。

そこでスパイスを入れようと思うんだけども

その手を止めて

どうせ使うなら胡椒は胡椒でも黒胡椒いいんじゃないかと思って

黒胡椒を使う

ってアルバムです。

えっ?余計わかりづらいって?すいません。

ようするに食べよとでてきたステーキは同じ形なのに

味に違いがでたって感じなのです。

その違いは、前よりおいしくなったってことで

それに気づいたんだってことなのです。

ここで言う黒胡椒ってのが

なにかって言うと、それは

「センチメンタル」

です。

アメリカにはイギリスのような退廃的な気持ちがないんです。

アメリカはどちらかと言えば、過去がないから突き進むことが

できるんですよ。

それは音にも現れてて

どんなに隠そうとしても大味であるという根幹は

隠し切れないってのがあると思うんです。

このアルバムでグリーン・ディは

センチメンタルな気分を持つようになったけど

僕等は結局僕等の愛するあそこに戻ろうってことなんです。

変わったかもしれないけど

僕等のいてもいいんだって、受け入れてくれるとこは

そこにあったんだ。すぐそこに。

それを知ったから僕等はまた歩けるかもしれないって。

とここまで書いてまとめられないし

長くなってしまうことに気づいたので

もう一回聴こうと思いました。

最後に

彼等のマスターテープを盗んだのは

十字路で命のかわりにギターテクを与えた

ロックの神様だったのかもしれない。

ロックの神様はテープを

その変わりにグリーン・ディに与えたものは

自らを見つめなおす時間だったのかもしれない・・・。

気まぐれなロックの神様は微笑んでいるのだろうか?